エンジニアに転職するのに、資格は必要か?と言えば、なくても転職できます。
フロントエンド・バックエンドの両方で、結局のところポートフォリオ。なければ、どんな実務経験を積んだか?です。
ITのメジャーな資格と言えば、基本情報技術者試験。転職後に取れば、ほとんどの会社でお祝い金がもらえるので、入社後に取るほうが少しお得です。
ただ、入社後の話をすると、基本情報技術者試験に合格できないと、昇給・昇進にひびく会社も多く。
昇給・昇進を抜きにしても、合格できないようだと「そもそもエンジニアの適性あるのか?」となります(合格率25%程度ですが、プログラムの勉強+暗記で合格できる試験)。
なので、「転職に資格は不要で入社後に取ればいいし、その方が得する。ただ、基本情報技術者試験は、エンジニアの適性をみるのに優れた試験である」というのが、資格の有無に対する答えです。
エンジニア転職において資格はいらない
社会人で、エンジニアに転職するのに資格は必要か?と言われれば、なくてもいいです。
フロントエンドとバックエンドの両方とも実務経験・ポートフォリオが重要
なぜ、資格はなくてもいいかというと、下記3つの要素が、エンジニア転職では重要。
- どんな開発プロジェクトで何年、実務経験があるのか?
- そのプロジェクトで経験した言語やフレームワーク、ツールはなにか?
- (未経験の場合)ポートフォリオなどの目に見えるアウトプットがあるか?
ひとことで言えば、フロントエンドとバックエンドのどちらとも実務経験・ポートフォリオが重要です。
何ができるか?にくわえて、その人自身の仕事の進め方だったりPRポイントで決まります。
【関連記事】未経験転職の自己PRにプログラミングスキルは使える?3つのポイントをアピール
「資格なし実務経験あり」と「資格あり実務経験なし」なら、前者が採用

資格はないけど、実務経験が5年あります!

応用情報技術者試験(基本情報の1つ上)は合格しているけど、実務経験はありません!
という二人がいたとしたら、フロントエンド・バックエンドともに、採用されるのは「資格はないけど、実務経験が5年ある人」です(5年やってて、資格ないのも問題だけど)。
資格は、フロントエンドやバックエンドの業務ができる証明手段
基本情報技術者試験などの資格は、アプリを作る知識があることの証明手段です。
未経験から転職しようとする場合は、システム開発の実務経験が、ないので。
独学なりスクールなりで、目に見えるアウトプット(Web上で動くアプリ)を作ることになります。
資格は、「アプリ1つ作った⇒資格もあるから、基礎は学びました」というための、補助的な役割です。
あくまでも、実務経験なりポートフォリオありきです。
「資格があります!」だけで採用とはならないので、資格で迷っているなら、まずはプログラミングです。
【関連記事】社会人エンジニアはまず初めにどのプログラミング言語を学ぶべき?
インフラエンジニアは例外的にCCNAの資格があったほうがいい
ただ、インフラエンジニアは例外。
インフラは「システム開発をする環境づくりをする」のがお仕事なので。
「3か月でインフラエンジニアになるには?スクール、勉強方法について解説」でも書いていますが、ポートフォリオではなく、資格で勝負せざるを得ない部分があります。
PC2台用意して、下記のようなことを自宅でやってもいいけど、現実的ではないです。
- 自宅にサーバー用のPCを2台準備して、ファイル共有の設定を行う
- Webサーバーを作って、クライアントのHTTP通信のホスト名を解決
(できたら面接で「おぉっ!!」となって一発採用レベル。もし余裕があるなら、PCオタクのYouTuberがやってるので、マネしてみてください!)
なので、CCNAのような資格を取るのが、一番手っ取り早いです。
独学でもいいし、スクールなら、ウズウズカレッジのCCNAコースが候補です。
転職成功後に資格を取ったほうがお祝い金がもらえることが多い
ほとんどの会社では、入社後に資格を取った方が資格祝い金がもらえたりしてお得
というのは、地味ながら重要。つまりは、転職成功後にとったほうがいいです。
ただ、お祝い金があるからではなく。
入社後は必ず基本情報技術者試験には合格するようにしてください。
今後の昇給・昇進に響く可能性が高いです。
最後に:エンジニア転職に資格はいらないけど、入社後はとること
転職するのに資格はなくても、実力さえあれば、問題ありません。
なので、まずはプログラミングを学んでポートフォリオを作ることに専念。入社後に取ればいいというのを頭にいれておいてくださいね。
ただ、おまけのような話で個人の意見になりますが、基本情報技術者試験に合格できないようだと、そもそもエンジニアの適性があるとは言えないです。
へっぽこ5年目プログラマーの筆者ですら、応用情報技術者試験は持っていて。
プログラミングの基礎を勉強したうえで1〜2か月勉強すれば、基本情報技術者試験には合格できます。
基本情報技術者試験(とくに午後問題)が解けるかは、プログラミングの理解度・エンジニアの適性を見るのに優れた試験なので、入社後にはいつでもとれるようにしておいてくださいね!
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