エンジニア転職の求人を見てみると、「未経験者歓迎」の求人は多いです。

未経験者歓迎の求人なら、エンジニア転職は簡単なのでは?
それか全くのデタラメ、嘘だったりして・・・
と考えたことある人が読んでいますよね。
「嘘なのか?」に対する答えは、「ポテンシャルで転職できる20代なら、未経験者歓迎の求人で内定をもらえる可能性があるので嘘ではない。ただ、相応の準備をしないとダメ」が結論。
新卒採用であれば、プログラミングの研修があるのが普通なので、未経験でもいいのですが。
20代社会人のエンジニア転職なら、「自分で準備はしてきました。未熟者ですが1日でも早く貢献できるように頑張ります」と言えるような姿勢や熱意が必要。ちなみに、30代だとかなり厳しい印象です。
新卒で説明会に参加したときの「本音は未経験者はダメ」と言った人事
これは自身の体験になるのですが、新卒採用で、とある企業の説明会を受けたときの話です(愛知県の某SI企業)。
それなりに大きな企業との座談会での話
従業員数が1,000人規模なので、それなりに大きな企業。
学生5人と、人事1人で座談会形式の説明会でした。

取引先は●●で、有休消化率は、XX%で・・・
みたいな、よくある説明が進んで、最後。

質問はありますか?
のところで学生の一人が

「文系可」とありますが、本当ですか?
と聞きました(ぶっこんだ質問だと思うけど、聞けるうちに聞くのは大切)。
その担当者は、「そりゃ未経験者は本音でいえばダメだよ。全くの嘘ではないけど、良いと言わざるを得ない」と言いました。

文系でも未経験でもエンジニアの面接はしてもらえるが、本音はある
未経験でも、応募は受け付けてくれるし、面接もしてもらえます。
ただ、「未経験者歓迎」とか、「文系歓迎」を真(ま)に受けるのではなく。
「未経験(新卒なら文系)からエンジニアになるには、『本音はダメ』をクリアする必要がある。」
とすぐに察しました。
この時にもらした、人事の本音は、今でも忘れられません。
新卒にもそう言っちゃうのだから、社会人の転職となれば、なおさら・・・ですね。
エンジニアの「未経験者歓迎」は嘘ではないが、準備しないのはダメ
新卒採用の話をしたので、「転職とは無関係だろう!」と思った人もいるかもしれません。
ただ、新卒でも転職でも本質は同じだと思っていて。
未経験者歓迎の求人からエンジニアになるのは、可能だけど、何も準備しないのはダメです。
新卒であれば、適当にエントリーシートを書いてるようなもの
「未経験者歓迎」の通りに、未経験でもエンジニアになれる前提で、転職の面接に行くとします。
それを例えるなら、新卒でいえば、よく調べずに適当にエントリーシートを書いてるようなものです。

例えば、「商社マンになりたい」と言っている学生がいたとして。
「その企業の強みは何か?」とか、「なぜその商社なのか?」などを深く調べずに、適当にエントリーシートを書いて面接に臨む学生がいたとしたら。
・・・絶対に無理ですよね。下手したらエントリーシートもダメかも。
「求める人物像」や「こういう人に来てほしい」というのが、採用する側の前提にあって。
自分の軸とマッチしているかを考えながら、志望動機・自己PRを書くのが普通です。
「未経験者歓迎」の本音
「未経験者歓迎」と言うのは、うらを返せば・・・

本音を言えば、経験者がいい。未経験でも採用するけど、できれば経験者がいい
となります。
本当の意味で、「はじめから教えるから大歓迎!」みたいな企業も、ないとは言わないけど。

転職でも結局は、知名度のある企業にしか行かないし、人がなかなか集まらないし。
という人事の本音が、見えてきますよね。嘘ではないけど準備はほしいです。
転職であっても準備をするのは当たり前
たとえ転職であっても、新卒の時と考え方は、同じ。求められることに対して、準備をするのは当たり前です。

だとすれば、「未経験者歓迎」の文字を見て、それを鵜呑み(うのみ)にするのではなく。
「未経験だけど、ここまで準備してきました」という、スタンスや熱意は絶対に必要。
「何もやらないけどエンジニアに転職したい」という考えだと、難しいと言わざるを得ません。
未経験でエンジニア転職を成功させるにはなにをすればいい?

そんなこと言ったって、結局どうすればいいんだよ!
という風に思いますよね。
シンプルにプログラミングのを勉強するしかない
話はいたってシンプルで、プログラミングの勉強をしましょう。これだけです。
要は、「未経験者歓迎」をうのみにして、エンジニアになろうとするから話がおかしいのであって。
「ポテンシャル+実際に行動している」のをアピールできれば問題なしです。
想定質問と回答

どんな言語にすればいいの?
迷ったらJavaです。バックエンドエンジニアの言語でも、Javaはすべてに応用できるので(Web系ならRuby)。
【どんな言語を選べばいいのか】社会人エンジニアはまず初めにどのプログラミング言語を学ぶべき?

独学とスクールのどっちがいいの?
まずは、独学でソースを1本書いてみてほしいです。それで、ダメそうならスクールにするイメージ。
パズルを解くかのごとく、試行錯誤する力は、エンジニアになった後に求められるスキルです。
【独学も無理でない】プログラミングを独学で学ぶのは難しい?無理ではないのでやってみるが肝心
【独学か?スクールか?】社会人がプログラミングを学ぶなら独学とスクールのどっちを選ぶべき?

おすすめのスクールは?
テックアカデミーです。知名度からしても、わからないところを質問できる点にしても、初心者に寄り添っているオンラインスクールです。
【おすすめのスクール】社会人におすすめのオンラインプログラミングスクールは?学ぶ言語別に解説
最後に:未経験者歓迎でも熱意とプログラミングの勉強では必要
転職であっても、企業が求めることを理解した上で行動するという本質は新卒と変わりありません。
「未経験者歓迎」の本当の意味、本音を考えたとき。
当たり前かもしれないけど、

経験者を採用できればそれが一番だけど、簡単ではないからそう書いている
というのが想像つくと思います。
「何もなしで面接に行って採用されるか?」と言えば、それは難しいです。
なので、「嘘つくな!」と思うのでなく、プログラミングをしっかりと勉強してください。
もっと言えば、プログラミングの基礎を身に付けた後も、学び続けてください。
独学で(あるいはスクールに通って)Webサイトを1つ作れるようになりました。実務経験がなく、未熟者ですが1日でも早く貢献できるように頑張ります
のように。エンジニアになりたいと思った動機や熱意、行動が伴っていれば、興味を持つ企業も出てくるはず。
この記事が、エンジニアになるきっかけになればうれしいです。応援しています!
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