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バックエンドエンジニアは不要?企業のシステム開発ではほぼ無縁の話

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「バックエンドエンジニアは不要か?」と言えば、「ありえない」です。

個人が趣味で使うアプリを開発するなら別だけど、企業の業務支援システムの開発では、無縁の世界と言えます。

バックエンドエンジニアは不要でない

文字通り、業務を支援するのが目的なので、複雑な作りになっているのが普通。

仮にバックエンドエンジニア(具体的な処理の中身を書くエンジニア)が不要になるしくみやサービスがあったとしても、「これまでに作られた(今動いている)システムを、どうするか?」が課題。

「実際に使われているシステムを停止して、新しい環境に移し替える」作業が必要となるので、費用・コスト・影響を考えると現実的な話とは、言えないです。

バックエンドエンジニアは不要か?と言えば、ありえないが結論

「バックエンドエンジニアは不要か?」と言えば、「ありえない」です。

なんでそう言えるの?

理由は2つです。

  • 大企業のシステム開発案件が大量にあるから
  • 移行のコストがバカ高いから

大企業のシステム開発案件が大量にあるから

一つ目の理由は、大企業のシステム開発案件が大量にあるからです。

例えばどんな案件?

■レバテックフリーランスの案件例

フリーランスJava

ITプロパートナーズの案件例

バックエンドエンジニアのRuby_クラウドテック

【関連記事】バックエンドエンジニアの副業は4つ。実務経験あれば休日の案件を

画像にもありますが、レバテックフリーランスでさらっと調べて出てきたシステム開発の案件が33,530件。

ちなみに、筆者も日本人ならほとんどの人が知っているであろう企業を相手に、システム開発をしています(言語はバックエンドエンジニアのJavaがメイン)。

バックエンドエンジニアが不要になるというのは、大企業がシステム開発を一切しなくなるということ。

可能性は、どう考えても低いですね。

移行のコストがバカ高いから

さて、世の中のシステム(ATMだったり、キャッシュレス決済だったり)は、どこかの企業がバックエンドエンジニアを雇って何年もかけてシステム開発をして完成したものです。

現在進行形で、システムは365日動いています(メンテナンスする日を除いて)。

不具合やトラブルが発生したら、バックエンドエンジニアが障害復旧のために作業をします。

もし、バックエンドエンジニアが不要になるなら、不要になるような環境(しくみ)にシステムを移し替える(移行する)必要があります。

  • 移行にかかる費用は誰が出すのか?どの程度、時間がかかるのか?
  • 古い言語(VB.net や COBOL)で書かれた言語は、そもそも移行できるのか?
  • 移行作業は、いつ、だれが、どうやってやるのか?その間の影響は?
  • 移行後もユーザーは変わらずにシステムを使えるのか?
  • バックエンドエンジニアが不要ならば、「障害は発生しない」と言い切れる保証はあるのか?

などなど、疑問だらけ。不要になるにしても解決するべき課題が山のようにあります。

バックエンドエンジニアは不要と言われ始めた発端は?

バックエンドエンジニアは不要と言われ始めた発端は?

Twitterでの、とある人(いわゆる「インフルエンサー」)の発言が話題になりました。

バックエンドエンジニア不要論の発端はTwitter

本日はエンジニアの友人と飲んでたのですが、そこで出た話題が「バックエンドエンジニアが不用になる未来」です。
ほぼ間違いないと思うのですが、2〜3年でサーバーエンジニアは不用になると思う。Firebaseというテクノロジーをみたら明らか。更にいうと、その後はエンジニア自体も不用になる未来

Twitter」より引用

ただFirebaseは、「小規模のアプリ開発」に限った話なんですよね。

Firebaseとは、小規模のアプリ開発に特化

Firebaseとは、一言で言えば、「開発環境を用意せず」にアプリ開発ができるGoogleのサービスです。

たとえば、「ToDoアプリ」をgoogleにログインしてgoogle上のサイトで作ってリリース。

誰かがToDoリストとして書き込んだ内容を、リアルタイムで共有することができるイメージです。

詳しいことは他のサイト(Udemyのサイトとか)に任せます 笑。

大企業の業務支援システムには耐えきれない

大企業の業務支援システムによくある

  • 予約管理/受発注
  • 商品の在庫管理
  • 帳票(請求書・支払書・月間の売上実績などを紙に印刷)
  • 会計の仕訳の作成
  • 月締め/年締めの処理

みたいな複雑なことをするのは、Firebaseでは・・・無理。

企業によって色々だし、難しそう・・・。

仮にできたとしても、企業独自の情報(請求情報や取引の明細書とか漏れたら、大事故もいいところ)をGoogle(Web上)に預けることを「うん」と言う企業は、まず、いないかと。

Firebaseは「開発環境なしで、プログラムは数行書けば手軽なアプリが作れるよ~」的なサービスで、個人向けの開発支援ツールです。

同じ「システム」であっても、そもそもが全くの別物ですね(国語と数学くらいのちがいだと思う。同じ「科目」でも)。

単純なバックエンドエンジニアのコーダーなら、不要

バックエンドエンジニアの不要論について、10年、20年ほど先の話をすると。

Firebaseとは別件ではあるけど、バックエンドエンジニアの単純なコーダーは、不要になるかもしれません(作業単価や報酬は、将来的に下がっていくと思う)。

JavaとSQLなら、書くことができます!

みたいな感じだと、ちょいと厳しいです。

Javaの案件はSESばかりで労働環境が悪いからおすすめできないのか?」でも書いていますが、「基本設計~開発~運用保守をこなすエンジニアとしての仕事」を取るのが肝心です。

バックエンドエンジニアで、DB・インフラ・設計ができれば心配不要

プログラミングに加えて、下の3つのことさえできれば、心配不要です。

  • 【DB】SQLが書けて、データベースから必要なデータを登録・抽出ができる
  • 【インフラ】フレームワークの知識、インフラ寄りの知識もかじっておく
  • 【設計】データのインプット、アウトプット、フロー(流れ)をドキュメント化できる

特に設計は、プログラムが書けるのが大前提で、プログラムがわかんらんのに、設計ができるわけないので、下積みが必要。

実務経験が最低2〜3年はないと、設計はできるようにはないので。

「どんなプログラムにするか?」を考えるエンジニアの単価は、高いですね。

本当に仕事がなくなったとしても、副業レベルであれば現状はいくらでもあるので。

【関連記事】バックエンドエンジニアの副業は4つ。実務経験あれば休日の案件を

もっと言えば、「プログラムや設計作業をするのにどれくらいかかるのか?」のような。

作業工数の見積もりができるレベルのバックエンドエンジニアの仕事がなくなる心配は、よほどないと言えます。

なので、安心して(?)バックエンドエンジニアを目指してください。

【関連記事】バックエンドエンジニアになるには?スクール・言語について解説

バックエンドエンジニアになるためのまとめ
  • バックエンドエンジニアとは、使う人の目に見えない処理を書くエンジニア詳細
  • プログラミング言語は、Java・Python・PHP・Ruby。迷ったらJava⇒詳細
  • バックエンドエンジニアになるには「言語を勉強」/「DB・FWの知識を覚える」詳細
    ※DB=データベース、FW=フレームワーク
  • DBやFWなど、覚えることは多いけど、その分だけ年収も高い詳細
  • スクールに通うなら、テックアカデミーCodeCampが全言語に対応⇒詳細
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当サイト推奨のオンラインプログラミングスクール

当サイトで推奨する、プログラミングスクール3社を紹介します。

転職保証コースがあるスクールも多いですが、料金が高いので。「転職活動は自分でするよ」という前提で、テックアカデミーとCodeCamp。

次にAIエンジニアを目指せるAidemy(転職保証あり)の順としています。

Tech Academy(テックアカデミー)

フロント・バックエンド両方の言語に対応。
わからない点はSlackで気軽に質問可能。
料金を考えてもコスパNo.1のスクール。
無料体験後なら全コース1万円引きになる。

CodeCamp(コードキャンプ)

フロント・バックエンド両方の言語に対応。
7~23時のスキマ時間にオンライン学習可能。
説明会参加後に全コース1万円引きになる。

Aidemy(アイデミー)

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